守りたい人【完】(番外編完)
鍛冶君も同じように弾けるように飛び上がって喜んだ。
「よっしゃ! んなら、朝比奈さんは手先が器用やから、リメイクできるもんとか、壊れてる物の修理をしてくれると助かるわ! あんまり新しいもの買って取り入れると浮いてまうし、予算の問題もあるやろしな」
「その事については、私が両親に聞いておきます」
「頼むわ」
ワクワクした面持ちで、3人顔を突き合わせて作戦会議をする。
チラリと隣を見れば、鍛冶君の話に耳を傾ける朝比奈さんがいた。
その姿に、自然と頬が上がる。
まさか、朝比奈さんが一緒に町興しの手伝いをしてくれるとは思ってもいなかった。
という事は、まだこの先もここにいてくれるって事だろうし、少なからずこの土地を気に入ってくれているのかな。
「みなさん、ありがとうございます」
なんだか無性に嬉しくなって、頭を下げる。
すると、何か話し込んでいた2人が会話を止めて私の方に視線を向けた。
その2人に向かってニッコリと笑う。
「見ず知らずのこの土地の事、一緒に盛り上げようって思ってくれて。おまけにリフォームまで手伝ってもらって」
「なんや水臭い。住んでしまえば、そこが故郷や」
「まぁ、そうだな」
「近所の人にも相談してみますね!」
「そや、たまちゃん家のパン屋さんとも連携したら、ええもん作れると思うで」
「あとは、近所の和菓子屋だな」
「なんや、忙しくなりそうやな。あ~も~休んでる暇ないで、志穂ちゃん。さっさと怪我直して、一気に話進めるで」
「よっしゃ! んなら、朝比奈さんは手先が器用やから、リメイクできるもんとか、壊れてる物の修理をしてくれると助かるわ! あんまり新しいもの買って取り入れると浮いてまうし、予算の問題もあるやろしな」
「その事については、私が両親に聞いておきます」
「頼むわ」
ワクワクした面持ちで、3人顔を突き合わせて作戦会議をする。
チラリと隣を見れば、鍛冶君の話に耳を傾ける朝比奈さんがいた。
その姿に、自然と頬が上がる。
まさか、朝比奈さんが一緒に町興しの手伝いをしてくれるとは思ってもいなかった。
という事は、まだこの先もここにいてくれるって事だろうし、少なからずこの土地を気に入ってくれているのかな。
「みなさん、ありがとうございます」
なんだか無性に嬉しくなって、頭を下げる。
すると、何か話し込んでいた2人が会話を止めて私の方に視線を向けた。
その2人に向かってニッコリと笑う。
「見ず知らずのこの土地の事、一緒に盛り上げようって思ってくれて。おまけにリフォームまで手伝ってもらって」
「なんや水臭い。住んでしまえば、そこが故郷や」
「まぁ、そうだな」
「近所の人にも相談してみますね!」
「そや、たまちゃん家のパン屋さんとも連携したら、ええもん作れると思うで」
「あとは、近所の和菓子屋だな」
「なんや、忙しくなりそうやな。あ~も~休んでる暇ないで、志穂ちゃん。さっさと怪我直して、一気に話進めるで」