守りたい人【完】(番外編完)
一緒に暮らすようになって、そんな鍛冶君の優しさに何度も触れたから分かる。
誰よりも周りの事を見ていて、誰かの為にどんな事も惜しまずやってくれる人。
そんな素敵な人。
ふふっと笑った私を見て、鍛冶君は照れたように笑って頭を掻いた。
「なんや、恥ずかしいなぁ。朝比奈さん、なぁ、褒めて」
「俺にふるな」
「なんやのん! っていうか、コッソリ志穂ちゃんの為に物干し竿直すとか、かっこよすぎ!」
「うるさい」
「ええ顔して飯の準備してた俺の立場ないやん!」
「あ~」
「ええとこばっか持っていって、ずるい!」
ワイワイと言い合う二人を、クスクス笑いながら見つめる。
本当にいい人達に出会えて、良かった。
ここに帰ってきて、よかった。
「頑張りましょうね」
そう言って、じゃれあう2人に微笑む。
こんな怪我、さっさと治さなきゃと思いながら、いつまでも楽しそうに話す2人を見つめた。
誰よりも周りの事を見ていて、誰かの為にどんな事も惜しまずやってくれる人。
そんな素敵な人。
ふふっと笑った私を見て、鍛冶君は照れたように笑って頭を掻いた。
「なんや、恥ずかしいなぁ。朝比奈さん、なぁ、褒めて」
「俺にふるな」
「なんやのん! っていうか、コッソリ志穂ちゃんの為に物干し竿直すとか、かっこよすぎ!」
「うるさい」
「ええ顔して飯の準備してた俺の立場ないやん!」
「あ~」
「ええとこばっか持っていって、ずるい!」
ワイワイと言い合う二人を、クスクス笑いながら見つめる。
本当にいい人達に出会えて、良かった。
ここに帰ってきて、よかった。
「頑張りましょうね」
そう言って、じゃれあう2人に微笑む。
こんな怪我、さっさと治さなきゃと思いながら、いつまでも楽しそうに話す2人を見つめた。