守りたい人【完】(番外編完)
「あぁ」
頷いた朝比奈さんを見て、鍛冶君と目を合わせて笑いあう。
そして、祭りやぁ! と叫んでビールを開けた鍛冶君を見て、私達もビールを手に取って缶同士をぶつけた。
「朝比奈さん、おかえりなさいパーティーやな」
「まだ出て行って数時間だけどな」
「なんや、ドラマみたいやったな」
「私たぶん明日筋肉痛です」
「でも、志穂ちゃん足早くてビックリしたで。俺おいていかれたもんな」
「お前、男として恥ずかしくないのか」
「俺は自衛官みたいに毎日筋トレとプロテインばっかり飲んでる筋肉マン達とは違うんです~」
「お前、今自衛官を馬鹿にしただろ」
「馬鹿にしてません~、筋肉マン~」
ケラケラと笑う声がコダマする。
暗かった部屋の中が一気に笑顔に満ちる。
楽しそうにじゃれ合う2人を見て、目を細める。
今回の事で分かった事がある。
それは、どうやら私には朝比奈さんがいないとダメらしいという事だ。
もう二度と会えなくなると分かった瞬間、息も出来ないほど苦しくなった。
彼のいない生活なんて、何の価値もないと分かった。
それほどまでに、私は朝比奈さんが好きだという事。
頷いた朝比奈さんを見て、鍛冶君と目を合わせて笑いあう。
そして、祭りやぁ! と叫んでビールを開けた鍛冶君を見て、私達もビールを手に取って缶同士をぶつけた。
「朝比奈さん、おかえりなさいパーティーやな」
「まだ出て行って数時間だけどな」
「なんや、ドラマみたいやったな」
「私たぶん明日筋肉痛です」
「でも、志穂ちゃん足早くてビックリしたで。俺おいていかれたもんな」
「お前、男として恥ずかしくないのか」
「俺は自衛官みたいに毎日筋トレとプロテインばっかり飲んでる筋肉マン達とは違うんです~」
「お前、今自衛官を馬鹿にしただろ」
「馬鹿にしてません~、筋肉マン~」
ケラケラと笑う声がコダマする。
暗かった部屋の中が一気に笑顔に満ちる。
楽しそうにじゃれ合う2人を見て、目を細める。
今回の事で分かった事がある。
それは、どうやら私には朝比奈さんがいないとダメらしいという事だ。
もう二度と会えなくなると分かった瞬間、息も出来ないほど苦しくなった。
彼のいない生活なんて、何の価値もないと分かった。
それほどまでに、私は朝比奈さんが好きだという事。