守りたい人【完】(番外編完)
バタバタと世話しなく階段を下りて朝比奈さんの後を追う。
その間も、外は激しく雨が窓を打ち付けていた。
バクバクと心臓が嫌な動きを始める。
さっき朝比奈さんの言った事が俄かに信じられない。
だって、川が氾濫するって、そんな。
それに、この家はどうなるの?
このまま流されちゃうの?
そしたら私達はどこに帰ればいいの?
不安ばかりが大きくなっていく中、いつの間にかリビングに出た。
すると、あらかじめ用意してあった私の荷物を担いだ鍛冶君がいた。
「志穂ちゃん、大丈夫か!」
「は、はい!」
心配そうな顔で駆け寄ってきた鍛冶君が、用意してくれていたカッパを私に手渡した。
慌ててそれを着ながら、窓の外を見つめる。
すると、同じようにカッパを着こんだ朝比奈さんが私と鍛冶君の顔を交互に見ながら口を開いた。
その間も、外は激しく雨が窓を打ち付けていた。
バクバクと心臓が嫌な動きを始める。
さっき朝比奈さんの言った事が俄かに信じられない。
だって、川が氾濫するって、そんな。
それに、この家はどうなるの?
このまま流されちゃうの?
そしたら私達はどこに帰ればいいの?
不安ばかりが大きくなっていく中、いつの間にかリビングに出た。
すると、あらかじめ用意してあった私の荷物を担いだ鍛冶君がいた。
「志穂ちゃん、大丈夫か!」
「は、はい!」
心配そうな顔で駆け寄ってきた鍛冶君が、用意してくれていたカッパを私に手渡した。
慌ててそれを着ながら、窓の外を見つめる。
すると、同じようにカッパを着こんだ朝比奈さんが私と鍛冶君の顔を交互に見ながら口を開いた。