守りたい人【完】(番外編完)
全身緑の迷彩服に、黒色のブーツ。
頭には黒のヘルメットを被っている。
テレビの中で見た事のある、その姿。
そして、その人の奥に目を移した途端、思わず目を見開いた。
『災害派遣』と書かれた垂幕のようなものを括り付けた車が、体育館前の駐車場に綺麗に整列していた。
大きなトラックのようなものから、ジープのような小さな車。
始めて見るその車両の側には、同じ迷彩服に身を包んだ人達がテキパキと作業をしていた。
これって――。
この人達って――。
「自衛隊……」
独り言のように、見えた景色を見つめながら呟く。
まるで、何かの映画の撮影現場みたいに非現実的な光景に何度も目を瞬いた。
すると。
「朝比奈! 朝比奈じゃないか!」
不意に弾けた言葉に、ビクッと肩が上がる。
それでも、聞こえた言葉に一気に顔を声のした方に向けた。
すると。
頭には黒のヘルメットを被っている。
テレビの中で見た事のある、その姿。
そして、その人の奥に目を移した途端、思わず目を見開いた。
『災害派遣』と書かれた垂幕のようなものを括り付けた車が、体育館前の駐車場に綺麗に整列していた。
大きなトラックのようなものから、ジープのような小さな車。
始めて見るその車両の側には、同じ迷彩服に身を包んだ人達がテキパキと作業をしていた。
これって――。
この人達って――。
「自衛隊……」
独り言のように、見えた景色を見つめながら呟く。
まるで、何かの映画の撮影現場みたいに非現実的な光景に何度も目を瞬いた。
すると。
「朝比奈! 朝比奈じゃないか!」
不意に弾けた言葉に、ビクッと肩が上がる。
それでも、聞こえた言葉に一気に顔を声のした方に向けた。
すると。