守りたい人【完】(番外編完)
ケラケラと笑う鍛冶君と、飄々とした様子の朝比奈さん。
その2人を見て、ムクムクと怒りが湧き起こってきた。
その瞬間、さっきまで今にも切れそうだった緊張の糸がプツンと切れた。
それと同時に、グッと拳を握って大きく息を吸った。
そして。
「笑い事じゃないっ!!」
とうとう抑えきれなくなって、勢いに任せて大声でそう言う。
すると、驚いたように2人は目を見開いて私に視線を向けた。
そんな2人の姿を睨みつけるように見て口を開く。
「どれだけ心配したと思ってるのっ!」
「――」
「なかなか帰ってこない朝比奈さんを待つ間、どれだけ不安だったか分かるっ!? どれだけ不安に押し潰されそうだったか分かるっ!?」
勢いに任せて、思ったままの事を口にする。
般若のような顔で怒鳴る私を見て、目の前の2人は豆鉄砲を食らった鳩のように固まっていた。
だけど、私の怒りはまだ収まらず、構わず再び口を開く。
「もしかしたら何かあったのかもしれないって考えだしたら止まらなくてっ――…もし、何かあったらって……っ」
徐々に言葉が詰まって落ちていく。
それと同時に、今まで我慢していた涙がポタリと瞳から落ちた。
その2人を見て、ムクムクと怒りが湧き起こってきた。
その瞬間、さっきまで今にも切れそうだった緊張の糸がプツンと切れた。
それと同時に、グッと拳を握って大きく息を吸った。
そして。
「笑い事じゃないっ!!」
とうとう抑えきれなくなって、勢いに任せて大声でそう言う。
すると、驚いたように2人は目を見開いて私に視線を向けた。
そんな2人の姿を睨みつけるように見て口を開く。
「どれだけ心配したと思ってるのっ!」
「――」
「なかなか帰ってこない朝比奈さんを待つ間、どれだけ不安だったか分かるっ!? どれだけ不安に押し潰されそうだったか分かるっ!?」
勢いに任せて、思ったままの事を口にする。
般若のような顔で怒鳴る私を見て、目の前の2人は豆鉄砲を食らった鳩のように固まっていた。
だけど、私の怒りはまだ収まらず、構わず再び口を開く。
「もしかしたら何かあったのかもしれないって考えだしたら止まらなくてっ――…もし、何かあったらって……っ」
徐々に言葉が詰まって落ちていく。
それと同時に、今まで我慢していた涙がポタリと瞳から落ちた。