クールな御曹司の契約妻になりました
「千裕さん!!管理人さん、テラスから出た所にあるプールサイドにタオルまで準備してくれてます」
ハイビスカスの花を添えて、真新しいタオルが置かれていて、その小さな気配りが嬉しくて、私は思わず写真に収めた。
「香穂は、さっきからやけに楽しそうだな」
私の声につられるようにして、千裕さんがテラスまで出てくると、今度はプールサイドのデッキチェアに背伸びしながら座る。
いつも見るスーツ姿とは異なる、Tシャツのラフな格好でデッキチェアに寝そべる千裕さんはなんだか旅行のカタログに出てくるモデルのような佇まいだ。
「香穂、ありがとう。新婚旅行、来てよかった」
少しだけ照れ臭そうにはにかんで、千裕さんは私を真っすぐに見て呟く。
その瞬間、私の胸が飛び跳ねる。
ハイビスカスの花を添えて、真新しいタオルが置かれていて、その小さな気配りが嬉しくて、私は思わず写真に収めた。
「香穂は、さっきからやけに楽しそうだな」
私の声につられるようにして、千裕さんがテラスまで出てくると、今度はプールサイドのデッキチェアに背伸びしながら座る。
いつも見るスーツ姿とは異なる、Tシャツのラフな格好でデッキチェアに寝そべる千裕さんはなんだか旅行のカタログに出てくるモデルのような佇まいだ。
「香穂、ありがとう。新婚旅行、来てよかった」
少しだけ照れ臭そうにはにかんで、千裕さんは私を真っすぐに見て呟く。
その瞬間、私の胸が飛び跳ねる。