君とチョコと花束と
「独り言だから大丈夫!
それよりもさー、今日の英語のバレンタインの話めっちゃ驚いた。外国だと男から告白する日だったんだな。」
「ね!私もびっくりしたよ。でも花を送るとかロマンチックでいいよね。」
「やっぱ女子はそういうの好きなんだ?」
「そうだね。お花って綺麗だけど自分から買うこともあんまりないし、きっと貰うと嬉しいよね!」
「そっか。…やばい!俺そろそろ部活戻んねーと!」
時計をみて焦ったように立ち上がる渡辺くん。
「じゃあまた明日な〜!」
そう言って手を振りながら教室を出て行った。
私も早く日誌書き終えて帰ろうっと。