チョコとブーケ
解除してくれた、自動ドアを通り、彼女の部屋へ向かう。
明日はこっちで会議がある。
朝一で大阪を出てもよかったが、早く彼女に会いたくて、仕事を終わらせすぐに新幹線に飛び乗った。それでも、この時間になってしまったけど……
彼女の部屋へ着き、チャイムを鳴らす。
すぐにドアが開いた。あぁ。はるかだ。
「久しぶり。」
声をかけると彼女がぎゅっと抱きついてきた。
「会いたかった…」
「うん。」
彼女に軽くキスをすると、嬉しそうにふにゃりと笑う。
やばい。
止まれない……
もう一度キスをしようと顔を近づける。
「ねぇ、リビング行こ?」
ガクッ。
なんだそれ。俺の盛り上がったきもちをかえせっ。