バカな女
そんな私が行ったらチトセはなんて思う?
うざい?
彼女面すんな?
どうせそんなとこだろう。
「あんたってほんと可哀想。」
そんな事を言うミオは、一見酷いように見える。
でも、ミオほど私を心配する人はいない。
こうやって嫌味をいう時もあるけど、それも全部私を思ってのこと。
「ありがとう。」
「褒めてないんですけど。」
そんなことを言いつつ、私の頭を撫でるミオは、やっぱり言ってることと行動が矛盾してる。
そんなミオだから、いつまでも心友でいたいと思う。
「お昼食べにいこ。」
こうやってミオがいてくれるから、少しは寂しさも、辛さも減ってくれる。
私の大切な存在。