闇を抱える蝶と光輝く龍
まだ時間あるから部屋で休もうと思っていたら


晴「あ、ゆーちゃん」


晴が私に駆け寄ってきた


よかったいつもの晴に戻ったみたい


「晴、なに?」


晴「ゆーちゃん、きーくんが僕たちを探してるって言ってたけど、きーくんの部屋に行ったら探してないって言ってたよ?」


あ、そうだった。嘘ついてたの忘れてた


「ごめんね。晴。あれは嘘なんだ」


晴「…え?嘘なの?」


「あのままだと他のメンバーにも見られると思ったからとりあえず、事が大きくならないうちに帰ってもらおうと思ってつい…。ごめんね」


晴「…そっか。ありがとう。あの時、僕も自分を保てなくなってたから正直助かったよ」


晴は笑顔で帰っていった


ほっ…良かった。でも、なんであんなにお兄さん嫌っていたんだろう?


その疑問は謎のままだ
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