闇を抱える蝶と光輝く龍
快「洸龍ー!早くしようぜ‼」


類「僕これずっと楽しみにしてたんだから!」


雪「……早くみたい」


三人は早くロケット花火を見たいらしい


桐「なんか…今日の夢蝶がすごく子どもに見えるのは俺だけか?」


尚「僕も尊敬してた夢蝶とイメージが違う」


陸「……あんなにはしゃぐとは思ってなかった」


舜「失礼ながらとても世界No.1には見えませんね」


晴「……とりあえず早く行かなかきゃ」


みんなテンション高い夢蝶(主に快と類だけど)に戸惑いながらも急いで準備をした


晴、さっきまで一言もしゃべらなかったけど私がやけどしてから少しだけ話すようになったね


桐「よし、こっちも準備できたぞ」


桐人がみんなに聞こえるように言うと


快「よっしゃ!やっとか。早く打ち上げようぜ」


類「やろやろ!」


翔「快と類が火つける訳じゃないんだから少しは落ち着いてください」


全く類と快は成長しないんだから


火つける人、がんばっ!


あ、火つけるの私じゃん


わたしは慌てて火をつけようとすると


ポン


誰かに肩を叩かれた


振り向くと


「尚?」


尚が笑顔で立っていた


尚「結衣ちゃん、足怪我したでしょ?僕が代わりにやるから結衣ちゃんはみんなのところに戻って」


「え?大丈夫だよ。もうほとんど痛みないし、赤みも引いてるから」


尚「ダメだよ。まだ完全になおってないし、それにこれって火つけたら早く離れなきゃいけないんでしょ?だったらこういうのは男の役目でしょ?」


尚の優しさに少しドキッとしてしまった


その後尚がやると言い張ったので申し訳ない気持ちもありつつ尚に任せることにした

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