闇を抱える蝶と光輝く龍
「ところでこれって何て言う花火なの?」


こんな花火初めて見た



桐「これはパラシュート花火」



パラシュート花火?


桐「打ち上がった後にぬいぐるみが降ってくるようになってるんだ。種類もいろいろあって、俺たちが買ったのには【星たちからの贈り物】って書いてあった」


そうなんだ。今ってそんなにたくさん種類があるんだ


桐「さて、結衣のサプライズ花火も終わったし帰るか」


そして今度こそ皆でホテルに戻ることにした


「夢蝶、あの事忘れてないよね?」


私は夢蝶に晴をひとりにすること忘れていなか聞いた


翔「もちろん。覚えてるよ」


類「結衣の頼みだもん」


快「忘れるわけねーだろ」


雪「…覚えてる」


みんな笑顔で頷いた


「じゃあ、よろしくね」


私がそう言うと


みんなは「了解!」って言って私より先にホテルに向かった


尚には悪いけど晴のあの顔はもう見たくないから早く笑顔に戻したいな


私はそう思いながらホテルに戻った


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