闇を抱える蝶と光輝く龍
【桐人said】

結衣が教室から出ていった後


晴「いたんだね。僕たちのこと知らない人」


尚「ねー。ビックリしたよ」


舜「僕たちもまだまだってことですね」


舜、晴、尚は結衣の言葉がかなり衝撃だったらしい


晴「次の時間、数学だけどどうする?」


授業だるいんだよな。しかも次はうるさいババァだし


「屋上行くぞ」


俺たちは溜まり場である屋上へ行った


でもそこにはあり得ない光景が広がっていた


ドアが…ない!?


おそるおそる屋上に出ると屋上のドアは倒れていて一人の女子が寝ていた


晴「あ!この子結衣ちゃんだ」


晴が結衣の顔を覗きながら言った


じゃあ、ドアを壊したのはこいつか?


門の事といいドアの事といい気になるな


「舜、こいつのこと調べろ」


舜「分かりました」


カタカタカタカタ


舜はパソコンを操作し始めた


舜「出ました」


「どうだ?」


舜は少し眉を下げながら


舜「出たのは、名前と年齢、性別しか出てきませんでした。僕より上の人がロックしているみたいです」


舜より上?


舜は世界No.3のハッカーだ


ってことはロックは世界No.2か1のどっちかってなる


ますます気になる


尚「ねぇ、起きるまで待ってみよう。聞きたいことあるし」


「あぁ、そうだな」


俺たちは結衣が起きるまで待つことにした



【桐人said end】
< 12 / 357 >

この作品をシェア

pagetop