闇を抱える蝶と光輝く龍
委員長「だって洸龍と姫さんが接客すれば絶対客がいっぱい来るから1位になれるかもしれないでしょ?」


1位?まさか…


「文化祭で1位になればなんか貰えるの?体育祭のときみたいに」


そう言うと咲哉さんの肩が少しピクッと上がった


やっぱりね


「で、今度は何が貰えるの?咲哉さん?」


また食べ物だったらシバく


咲「えっと景品は、ホテルの宿泊券だ」


ホテルの…宿泊券?


それって、すごいじゃん‼


私でもそれは欲しい!


「それならやってもいいよ‼」


私がそう言うと


桐「おい、結衣。正気か?」


舜「本当にやるんですか?」


晴「えー?接客するの?」


尚「しかもコスプレするんだよね?」


陸「……やりたくない」


みんなテンション低いな


体育祭の時はあんなにやる気あったのに


「みんなテンション低いよ。体育祭の時みたいに頑張ろう。景品欲しくないの?」


桐「いや、欲しいけど。コスプレはさすがに」


晴「抵抗あるよね?何着せられるか不安だし」


あ、コスプレが嫌なのか


「じゃあ、先に希望言えばいいんじゃない?勝手に決められる前に」


それなら安心だしね
< 129 / 357 >

この作品をシェア

pagetop