闇を抱える蝶と光輝く龍
【結衣said】


さすが洸龍


私たちが出なくても死蟻を倒した


でも、予想通り組の事は知らなかったみたいで


桐人以外は息切れていた


だから組が出たタイミングで私たちも参戦した


たった数分で組の下っ端は全員倒した


残りは死蟻の総長と…


相原組の組長


私の実のお父さん


「死蟻の総長は白龍、お前が倒せ」


桐人ならできるはずだ


桐「あ、ああ」


動揺しながらも桐人と死蟻の総長の戦い始めた


今のうちに蹴りつけないと


父「…久しぶりだな。結衣」


「…久しぶり。…父さん」


父「お前が家からいなくなって毎日心配してたよ」


ホントは心配なんかしてないくせに


父「ここにいるってことはどうするか決めたってことだな」


「ああ。その通りだよ」


もうこれ以上傷つけるわけにはいかない


父「じゃあ、聞かせてもらおうか。お前の答えを」


私は洸龍と夢蝶のみんなを見渡し


深呼吸して答えた
< 151 / 357 >

この作品をシェア

pagetop