闇を抱える蝶と光輝く龍
その時


プルルルル


携帯がなった


ディスプレイを見ると


“翔”


翔?


いきなりどうしたんだ?


ピッ


「もしもし?」


翔『あっ桐人?悪いけど今から夢蝶の倉庫に来てくれないか?』


倉庫に?


「何かあったのか?」


翔『結衣の過去を話すから聞いてほしいんだ』


結衣の過去?


「なんでまたいきなり」


翔『詳しいことはこっちに来てから。とにかく速く倉庫に来いよ』


ピッ


切れた…


なんでか分かんねぇけど、とりあえず行くか


「舜、夢蝶の倉庫行くから尚と晴に連絡しろ」


舜「何かあったんですか?」


「今電話で翔が結衣の過去を話すから倉庫に来てほしいって言われたんだ」


舜「そうですか。わかりました」


舜は下にいる晴を呼びコンビニに行った尚には電話した


俺も陸起こさねぇと


俺は陸の部屋に入り陸を起こし直ぐに支度するように言った


そして俺たちはバイクに乗り夢蝶の倉庫に向かった
< 155 / 357 >

この作品をシェア

pagetop