闇を抱える蝶と光輝く龍
ー30分後ー


夢蝶の倉庫に着いた


ガラ


下っ端「あ、洸龍の皆さんお久しぶりです」


下っ端達『お久しぶりです』


下っ端達の声は暗かった


やっぱり結衣がいなくなって寂しいんだろうな


「なぁ。翔達はいるか?」


下っ端「あ、はい。上にいます」


「サンキューな」


俺らは幹部室に向かった


ガチャ


翔「あ、来たか」


そこには夢蝶の幹部全員揃っていた


翔「悪かったな。急に呼び出して」


「いや。それよりなんで過去を話そうと思ったんだ?」


類「それは、これを見たからだよ」


類が指差したのは一つの手紙だった


「これは?」


快「結衣が相原組と出ていったあと総長室に入ったらこの手紙が机においてあったんだ。“幹部たちへ”って結衣の字で書かれてたから中を見たら…」


快はそこまで言って言葉を止めた


「中を見たらなんだよ?」


雪「…結衣が相原組に行った理由が書かれていた」


相原組に行った理由?


理由は飽きたからじゃなかったのか?


翔「桐人も見てくれないか?」


翔にそう言われ俺は手紙を中身を読んだ
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