闇を抱える蝶と光輝く龍
【桐人said】


賢「そろそろ時間だな」


時計を見ながらそう言った後賢人さんは振り返り


賢「それぞれ配置につけ」


賢人さんがそう言ったので俺らもすぐ配置についた


賢人さんは配置についたことを確認すると扉に向かって


バーンッ


勢いよく蹴り飛ばした


俺たちが中に入ると待ち構えていたかのように相原組はすでに戦闘体制になっていた


?「ずいぶん大胆な登場だな。三国」


声のする方を見ると相原組の組長が立っていた


賢「相原…。てめぇ、何をしたか分かってんだろうな?」


賢人さんイライラしてるみたい


相組「何って俺はただ“娘”を取り返しただけだけど」


相原組の組長は娘を強調して言った


賢「結衣はもうお前のことを父親だなんて思ってない‼今の結衣の家族は俺たちだ‼」


賢人さんは相原組の組長に向かって叫んだ


相組「フッ、それはお前らがそういってるだけだろ?戸籍上も血筋も結衣の家族は俺だ。養子にすらしてないくせによくそんなこと言えたな」


相原組の組長は笑いながら言った


相組「まぁ、話しても無駄な時間が過ぎるだけだし、そろそろ始めるか」


賢「…そうだな」


二人はそう言うと


相組「お前ら!やれ!」


相組員『おおーー!』


相原組の組員が襲いかかってきた


賢「三国連合軍!俺たちも行くぞ!」


全員『はい!』


俺たちもチームになり相手を倒していく


バキッ

ドカッ

ボコッ


組員はナイフを持っていたが軽くかわし次々と相手を倒していった


組員は全員倒れた


今のところ俺たちの方はほぼ無傷だ


相組「まぁ、ここまでは想定内だな。幹部達!こいつらを撃ち殺せ‼」


すると組長の後ろから銃を持った幹部達が出てきた


幹部の数は


なっ!?、20人!?


幹部って言ってたよな?


あまりの数に驚いていると


相組「フッ、驚いた顔をしているやつもいるな。1ヶ月の内に銃の命中率が高いやつを新しく幹部にしたからいつもより多いんだ。想定外だったか?」


組長が勝ち誇ったようにいうけど


賢「お前らの事だからそれくらいは予想してたよ。悪いがこっちは弾やナイフを避けれるように鍛えてるし、作戦だって慎重に練ってきたんだよ」

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