闇を抱える蝶と光輝く龍
慶「アイツ等は暴走族だ。それで結衣もその暴走族に入ってる。

ひとつの族では総長でもうひとつの族では姫だった。

で、お前は姫だった族の仲間とつい最近まで一緒に過ごしていたんだ。でも、相原のやつが結衣の仲間を傷つけた。

それを知ったお前はみんなを守るために仲間のもとを去り相原家に戻ったんだ。俺らはお前を取り戻すために相原組と戦ったんだ。

で、その途中で母さんが相原と関係を持っていたことが分かって母さんが俺たちを殺そうとした。

それで最初に殺そうとした奴を結衣が庇った。そして朦朧としながらも相原を気絶させるまで殴り母さんに言いたいこと言った後気を失ったんだ」


え?ちょっと待って。どういう事?


結衣は暴走族に入ってたの?


暴走族ってバイク乗り回してたり喧嘩したりする集団だよね?


それに入ってたの?


しかも2チームに!?


それからお母さんが相原家と繋がってたとか殺そうしたとか話が急展開過ぎるよ


ダメだ。結衣には理解しきれない


慶「結衣?やっぱりまだ理解できないか」


「ごめん。あまりにも衝撃的なことばかりで整理できてないかも」


賢「まぁ、無理もないか」


「あの、悪いんだけど今日は一人になりたい。色々あって疲れたし、頭の中整理したいから」


賢「分かった。今日は帰るよ。ゆっくり休みなさい」


慶「結衣、間違っても無理に思い出そうとするなよ。体にも負担かかるからな」


「うん、分かった」


お父さんと慶にぃが病室を出て行った後ひとつ深呼吸した


「とりあえず今起こったこと整理してみようかな」
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