闇を抱える蝶と光輝く龍
あ、そうだ!たしか今日は


「桐人くん。結衣今日夢蝶の倉庫に行かなきゃいけなくて」


桐「…あぁ。そういえばそんなこと言ってたな。この部屋出て右にいけばシャワールームがあるからシャワー浴びてけばいい。着替えはここにあるもの使っていい。全部結衣のだし。夢蝶の倉庫には俺が送るから支度済んだら呼べよ」


そう言うと桐人くんは幹部室へ向かってしまった


とにかく早くしたくしないと


結衣は着替えを取りだしシャワーを高速で浴びて着替えを済まし、支度をして幹部室に向かった


「桐人くん。支度終わったよ」


そう言いながら幹部室入ると


晴「ゆーちゃん!おはよう!」


ギュッ


結衣は晴くんに抱き締められた


晴くんに抱き締められるのは嫌じゃないけどいつもこうなのかな?


尚「晴、また結衣ちゃん固まってるから離しなよ。結衣ちゃん。おはよう。よく眠れた?」


尚くんは晴くんを離しながそういった


「おはよう。うんよく眠れたよ」


そう言うと二人とも笑顔でよかったって言った


陸「…結衣、おはよ」


陸くんは短くそう言った


「うん。おはよう。陸くん」


あれ?そう言えば舜くんがいない


「あの、舜くんは?」


晴「しーくんは自分の部屋にいるよ。なんか調べものがたくさんあるから部屋に籠るってさ」


大丈夫かな?


そう考えていると


桐「おい。結衣いくぞ。待ってるんだろ?」


「あ、うん」


そう言って後を追おうとしたら


ピリリリリリ


突然携帯がなった


慌ててディスプレイを見ると


“類くん”


類くんから?


「もしも「結衣!?大丈夫?怪我してない?今どこにいるか分かる?」


言い終わる前に類くんが焦ったように言った


「あの、大丈夫だよ。なんともないから。今は洸龍の倉庫にいるんだけど」


そう伝えると


類「はぁ~。良かったぁー。家に行ったら帰ってないって言うから何かあったんじゃないかって思って焦っちゃったよ」


そうだった。類くんが迎えに来るって言ってたね。忘れてた


「ごめんね!連絡してなくて。桐人くんが送ってくれるから今からそっちに行くね」


類「桐人、今近くにいる?」


「え?いるけど」


類「代わって」


類くんがそういうので結衣は桐人くんに「類くんから」と言って携帯を渡した


桐「俺だけど………あぁ。………でも………分かったよ。………あぁ。じゃあな」


内容はよく分からないけど桐人くんは電話を切り私に返した


桐「類がここまで来るから倉庫の前で俺と一緒に待ってろだとさ」
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