闇を抱える蝶と光輝く龍
え?類くんがここまで来てくれるの?


なんか申し訳ない気がするけどもう向かってるみたいだしお言葉に甘えちゃおうかな


「うん。分かった。じゃあ、いこうか」


結衣は桐人くんと一緒に倉庫の前で待つことにした


数十分後


類「結衣、おまたせ。桐人結衣と一緒にいてくれてありがとう。ここからは夢蝶が引き継ぐから」


類くんは病院で会ったときと同じように笑顔で言った


桐「あぁ。任せた。じゃあ、結衣また明日学校でな」



「うん。昨日は色々とありがとう。パーティー楽しかったよ」


類「結衣、ヘルメット被って」


類くんはそう言いヘルメットを結衣に渡した


「ありがとう」


結衣はお礼を言いヘルメットを被った


類「結衣、バイク乗れる?」


類くんが心配そうに聞いてきた


「…それが、乗れなくて」


類「そっか。じゃあじっとしてて」


そう言われたので言うとおりにじっとしてたら


ヒョイッ


「え?」


いきなり持ち上げられ


ストッ


バイクにのせてくれた


類「じゃあ飛ばすからしっかり捕まってて」


すると類くんはバイクにエンジンをかけた


ブルルン


「うわぁ」


思わずビックリして類くんの腰に強く抱きついてしまった


類「うん。そのままちゃんと捕まっててね」


そう言った後類くんはバイクを走らせた


晴くんより速いけど不思議と怖くは感じなかった
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