闇を抱える蝶と光輝く龍
翔「結衣、平気なのか?」


「なんの事?」


晴「ご飯だよ。食べれるの?」


尚「結衣ちゃん水しか飲めないって」


そう言えば桐人くんも同じこと言ってたような


翔「まぁ、食欲あるのはいいんだけど」


舜「とりあえず食べれるか試すのはいいのでは?」


類「そうだね。じゃ買ってくるね!」


快「あ、おい!類待てよ!」


なんの事か分からないけど前の結衣は食べ物食べれなかったのかな?


数分後


類「みんなー買ってきたよ!にしてもほんとに遠かった。いい運動になったよ」



快「まじでうるさかったな。俺と類二人であんなにうるさくなるとは思わなかったわ」



尚「でしょ?だから嫌なんだよね」


晴「僕もー。あれじゃゆっくり食べれないもん」


陸「…ウザイだけ」


舜「迷惑ですね」


桐「食事のときぐらいはゆっくりしたいしな」


翔「とにかく、すごく嫌なことは分かったから食べようぜ」


類「そうだね!早く食べよー」


快「飲みもんもあるから好きなのとれよー」


雪「…ちゃんとあったんだ」


みんな好きなものとって食べ始めた


結衣も食べよっと


一口サンドイッチを食べた


「ん~!美味しいぃー!こんなの初めてかも」


翔「結衣、大丈夫か?」


「ん?何が?」


晴「体調悪くなったりしてない?」


「全然大丈夫だよ?なんともないし」


快「ってことは食べれるようになったんだな」


晴「良かったー。水だけじゃさすがに身体持たないと思うし」


尚「食べれるようになってよかった。ひと安心だよ」


他のみんなも笑顔だったから喜んでるのかな?


翔「じゃあ、昼は俺たちが初めて会ったあのホテルに行ってみるか」


類「もしかして金宮ホテル?」


翔「あぁ。そこなら他の事思い出しそうだし一番の思いでの場所だと思ってな。さっき桐人と相談して行くことにしたんだ」


快「そうだな。でも急にいって平気か?アポとらないとダメじゃないか?」


雪「…大丈夫。さっき電話したら客に迷惑かけないならいいって」


舜「さすが…行動が早いですね」


桐「じゃあ、いくか」


紗「じゃあ、私は授業に戻るね。午前中出てないからみんな心配してるだろうし


紗奈ちゃんとは学校で別れてみんなで思い出(?)の場所らしい金宮ホテルに向かうことになった
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