闇を抱える蝶と光輝く龍
快「よし!尚、勝負だ!どっちが早くスキーで下まで行けるか。泳ぎでは負けたが、スキーなら負けねぇぞ」


快は尚と勝負する気満々みたい


尚「ちょっと待って。泳ぎは習ってたし授業もあったから出来たけど、僕スキーは今日が初めてだしまだ歩くのが精一杯だから出来ないよ」


尚は困った顔でそう言った


確かにスキー板つけるだけでも苦戦してたし今だってすごく歩きにくそうだもんね


晴「じゃあ、かーくん。僕がやるよ。僕は小学生まで兄さんと一緒にスキー教室に通ってたから自信あるよ」


晴、スキー教室行ってたんだ。初耳だ


快「マジか!じゃあ、勝負だ!晴」


晴「うん。負けないよ」


そう言って二人は元気に滑っていった


あれ?そういえば類は?


類を探していると


類「結衣ー、みてみて!」


声する方と見ると類が笑顔で


類「こんなおっきい雪だるま作れた!形もしっかりしてるでしょ?僕雪だるま作るセンスあるのかも」


横にある雪だるまを指しながら言った


雪だるまって類は子供か!


確かに上手だとは思うけど私たちはスキーしに来たのに


桐「夢蝶って旅行の時はいつも子供で自由なのか?」


桐人は類の方を見ながら言った


「まぁ、大体こんな感じだね。今までは快と翔で対決してたけど。いつも翔が勝つんだよね」


さっきは負けないみたいなこと言ってたけど翔には負けてたんだよね


翔「でも、いいんじゃね?いつもはトレーニングやらパトロールやらで忙しいし、今年は色々あったからな。たまには暴走族のこと忘れて普通の高校生らしく青春楽しむ時間も必要だろ」


そうだね。いつもみんなに支えられてるからね。こういう時間も悪くないね

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