闇を抱える蝶と光輝く龍
翔「っていうわけで俺はスノボをしよう思うんだけど、三人はどうすんだ?」


尚「僕は類と一緒に遊ぼうかな?スキーは僕には難しかったから」


尚はそう言って類のいる方に行ってしまった


まぁ、人には得意不得意があるから仕方ないよね


翔「桐人は?」


桐「まだ決まってねぇな。結衣は?」


「うーん。少しスキーやったらスノボに変えようかな。スノボも楽しそうだし」


翔「そうか。じゃあ俺はスノボしながら待ってるな」


そう言って翔はスノボに変えて滑っていった


え?上手くない?翔スノボ経験者なのかな?


「桐人、どうするか決まった?」


桐「…結衣と同じにするか」


「え?同じって…」


桐「だから、俺もスキーを少しやったらスノボに変えるって言ってんの」


桐人、私に合わせようとしてくれてる?


「別に私に合わせなくてもいいよ。自分がしたいことして。みんなもそうしてるし」


なんか申し訳ない気持ちになった


桐「別に合わせてる訳じゃねえよ。俺もスキーとスノボ両方やってみたいと思っただけだ」


まぁ、嘘は言ってないみたいだからいっか


そう思っていたら


快 晴「「おーーい!桐人(きーくん)結衣(ゆーちゃん)」」


上から二人の声がして上を見ると


リフトから二人が手を振っていた


晴「スキー対決、僕が勝ったよ!」


快「なっ!おい晴!それは言わない約束だったろ」


晴「あれ?そうだっけ?」


晴が勝ったんだ。でも、スキー教室通ってるって言ってたから不思議じゃないよね


桐「さて、じゃあ俺らも滑るか。あの二人来る前にな」


桐人が私に微笑みながら言った


ドキッ


またこの感じ


なんなんだろう?この胸がきゅうってなるかんじ


考えてもわからないからとりあえず滑るか


私は桐人と同じタイミングで滑っていった

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