闇を抱える蝶と光輝く龍

桐「結衣、今なんて?」


自分の好きな人一人すら信じれない自分なんて


「嫌い!大嫌いだよ!早く帰ってよ!」


こんな自分桐人に知られたくない…


勢いに任せてそう叫んだ


桐「…分かった。もう関わらない」


桐人の寂しそうな声で私は我に返った


「え?」


もう関わらない?


桐「晴のことがあるし下っ端の混乱も起きるから姫を辞めさせることは出来ないけど俺からはお前に極力関わらないようにするから。今まで気づかなくて悪かった」


そう言うと桐人は部屋へ入ってしまった


違う…


そう言う意味じゃない


関わって欲しくないわけじゃない


ただ、私は最低な自分の姿を見られたくなかった


それだけなのに


「うぅー……っく……」


なんでこんなことに…


でも、このまま桐人が私を嫌ってくれれば晴を好きなるよう努力ができる


「これで…よかった…かな…」


私は部屋に戻り寝ることにした

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