闇を抱える蝶と光輝く龍
快「みんなー静かに」


するとみんな静かになった


「今から夢蝶の姫夢姫を紹介する」


そう言った後私は紗奈にアイコンタクトをした


紗奈は一回深呼吸してから前に進んだ


紗「えーっと今日から夢蝶の姫をやらせていただくことになった栗原紗奈です。族の事はまだあまり分からないけどすこしずつ知っていこうと思ってます。それからみんなとも仲良くなりたいと思っていますのでよろしくお願いします!」

紗奈はそう言って深く頭を下げた


下っ端達『こちらこそよろしくお願いします!』


下っ端達『やっぱり結衣の親友だね。すごくかわいい!』


下っ端達『それにすごくいい人そうだよな』


下っ端達『全力でお守りします』


下っ端はそれぞれいろいろ言っている


これは、認めてるんだよね?一応聞いとくか


「紗奈を姫にすることに反対の人はいる?」


下っ端達『もちろん、いません!』


すると紗奈は笑顔になって


紗「ありがとうございます!」


と言った


類「紹介はこれで終了。でこれからは新しい姫を祝してパーティーだ!」


え?パーティー?


下っ端達『いえーーーい!』


ってみんな喜んでるし!


もしかして知らないの私と紗奈だけ?


快「ほらほら結衣も紗奈も固まってないで下行くぞ」


快は私と紗奈の背中を押した


あれ?今快何て言った?


紗「そ、園田くん。今私の名前―」


快「だってもう紗奈は夢蝶の仲間だろ?だったら苗字呼びする必要ねぇじゃん。だから紗奈も快って呼んでいいからな」


類「僕のことも類でいいよ」


翔「俺も翔でいいから」


雪「僕も雪でいい」


紗「みんな…ありがとう」


良かったね紗奈


快「ほら、紗奈呼んでみな」


紗「あ、えっと…快…くん」


快「ほんとは呼び捨てがいいんだけど、まぁ、初めてだし今はそれでいいか」


類「うん。すこしずつ慣れていけばいいよね」


二人は笑顔で言った


「紗奈、せっかくだから下っ端とも話してきたら?多分他のみんなも話したがってると思うから」


紗「うん、分かったよ結衣ちゃん。みんなと話してくるね」


そう言うと紗奈は下っ端の中に入っていった


翔「紗奈、すっかり緊張はなくなったみたいだな」


「うん。そうだね」


私も桐人の事がなければ楽しめるんだけどな


そんなこと思っていたら


翔「結衣、ちょっと聞きたいことあるから幹部室にきてくれるか?」


翔が急にそんなことを言い出した


「あ、うん」


不思議に思いながらも私は翔の後を追いかけ幹部室に入った

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