闇を抱える蝶と光輝く龍
咲「えー、知ってる奴もいると思うが2週間後に体育祭がある。そこで、俺の独断で勝手に種目の選手決めたから今から発表すんぞー」


はぁ!?


種目の選手って普通話し合いで決めるんじゃないの?


それを勝手決めるってそれ教師としてやっちゃダメでしょ!


と心の中で言っても仕方ないので私は寝ようとした


けどその考えは次の言葉で吹き飛んでしまった


咲「で選手だが、まず、三国は全種目の選手だからな」


…え!


全種目!?


「咲哉さん、いくらなんでもそれは無理だよ!」


私が反論すると


咲「いや、お前は大丈夫だろ。体力すげーあるし、問題ないな」


私の話にはほとんど聞かず次々と発表していく


ん?


でも、よく聞くと呼ばれてるの洸龍の幹部だけじゃん!


咲「で、最後の喧嘩は、全員だ。以上。HR終わるぞー」



そう言うと咲哉さんは教室を出ていった


「桐人、選手って洸龍のみんなだけだったよね?」


桐「あぁ。だから俺と舜以外は完全に固まっている」


みんなを見ると確かに固まっていた


舜はため息をつきながら「仕方ありませんね」と呟いていた


「でも、なんで私たちにしたんだろう?たかが体育祭位に必死になんなくてもいいのに」


それに運動神経抜群の人は他にもいるはずだよ


舜「実は、体育祭で優勝すると焼き肉食べ放題券がもらえるんです。ですから、それが目当てだと思います」
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