闇を抱える蝶と光輝く龍
次は200m走


舜と陸が一緒なんだよね


かなり速そうだな


舜「結衣さん、大丈夫ですか?」


集合場所に向かう途中、舜が心配そうに声かけてきた


「え?なにが?」


陸「……体力」


あー。その事か


「大丈夫。本気で走ってないから」


私がそう答えると


舜「…そうですか。それならいいんですが」


舜はまだちょっと心配している感じだった


「それより、次も1位ならないとね」


舜「そうですね」


陸「……頑張る」


順番を見ると


あ、舜と陸一緒なんだ


私とは別だけど舜、陸は同じ順番だった


二人の戦いか。なんか面白そう!ワクワクする‼


一人で勝手にそう思っていたら


舜「陸、仲間だからって手加減はしませんよ?」


陸「……俺も、副総長だからって容赦しないから」


二人の間にはバチバチと火花が飛び散っていた


なんかただならぬ空気が漂っているような


そんなこと思っていたらすぐ二人の順番が回ってきた


「二人とも順番だよ。早くいかないと」


二人にそう言うと


二人は火花を散らしながらスタートラインに立った


うわー。他の人怯えてるじゃん
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