闇を抱える蝶と光輝く龍
屋上に着きみんなはお昼を食べていた


私はお水と一応おにぎりを作ったけど


やっぱり食べる気になれないな


尚「結衣ちゃん。いいの?食べなくて。午後も走るんでしょ?」


尚は心配そうに言った


尚はいつも心配してくれるよね


「うん。食べる気になれなくて」


晴「具合悪いの?」


「ううん。そうじゃないんだけど」


どうしよう?何て言い訳しよう?


舜「あの、前から思っていたんですが結衣さんもしかして、なにか理由があって食べれないのではないですか?」


あれ?舜って鋭かったっけ?


って今はそんなことはどうでもよくて


「な、なんでそう思うの?」


あー、噛んじゃった


陸「……図星」


尚「え?そうなの?」


晴「どうしてそうなったの?」


私は晴と尚から質問された


どうしよう?今話すべきなのかな


桐「結衣…」


舜「結衣さん…」


追い打ちを掛けるかのように桐人と舜が私の名前を呟いた


どうしようか迷っていると


?「おい!洸龍‼」
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