闇を抱える蝶と光輝く龍
咲「位置について、よーい」


パンッ


尚は速い、けどまだまだだね


私は尚に追い付かれない程度に走った


あ、ここで紙引かなきゃ


紙を引き見ると


“指輪”


指輪?そんなの持ってる奴いるわけ…あ


そう言えば陸っていつも左の人差し指に指輪つけてたな


よし、陸に借りよう



私はすぐ陸のところに行った



「陸、指輪かして、お題が指輪なの」


私がそう言うと


陸→桐「……無理。これは、「陸、貸してやれ。終わったら帰ってくるだろ?」」


陸の言葉を遮ったのは総長の桐人


陸は渋々ながらも指輪を貸してくれた


陸「……絶対に返して」


「分かった。後でちゃんと返すね」


私はそう言ってゴールへ走り、審査員に紙と指輪を見せ、見事1位でゴールした
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