闇を抱える蝶と光輝く龍
はぁ…はぁ…


なんとか1位でゴールできた


最近は走ることなかったから疲れた


競技か終わると


尚「結衣ちゃん、お疲れ!凄く速かったね!さすがだよ」


陸「……今までで一番速かった」


舜「そうですね。まさか1位を抜くとは思いませんでした」


桐「アンカーを結衣にして正解だったな」


みんなそれぞれ私のことを誉めて(?)くれた


あれ?そういえば晴は?


いつもなら一番に話してくるのに


辺りを見渡すと


尚「ああ。晴ならあそこだよ」


尚が指す方向を見ると晴は自分の席でしょんぼりしていた


あ、自分が転んだから落ち込んでるのかな


「は、晴?そんなに落ち込まないでよ。1位になったんだし、誰も晴のこと攻めてないから。元気だして」



晴「…でも、僕が転ばなかったらみんなだって体力をあまり使わずに済んだかもしれないって思ったらなんか申し訳なくて。だってこの後あれだし」


晴は小さな声で言った


あー、喧嘩か。確かに喧嘩に体力使うよね。それに絶対ほとんどの人が洸龍に襲いかかってくるだろうしね。


尚以外は本気で走ったから疲れてると思うけど


「大丈夫だよ。誰も迷惑だとは思ってないよ。だって桐人達は晴の仲間でしょ?仲間なら助け合うのは当然だし、それにあれくらいで負けるような人じゃないでしょ?だから大丈夫」


私は笑顔でそう言うと


晴「ゆーちゃん…。ありがとう。少し楽になったよ」


晴はそう言いいながら少し笑ってみんなのところに戻った


疲れはあるだろうけど洸龍なら大丈夫だ


さて、私も準備しなきゃね


私は喧嘩に出るため準備を始めた

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