闇を抱える蝶と光輝く龍
その後、今日は珍しくみんなちゃんと授業を受け、桐人の部屋に集まり勉強会をすることにした


晴「あー、数学難しすぎ」


尚「文章問題分からないよ」


晴と尚はすぐ集中力が切れた


舜「嘆くぐらいなら普段からちゃんと勉強してください!」


晴「だってーつまんないんだもん」


尚「先生達も香水臭いし…」


「まぁまぁ。晴も尚もやるよ。晴、この問題はこの公式を使って―」


私は晴にやり方を教えた


「こうすれば、ほら!」


晴「あ、解けた!」


「尚、国語の文章問題は大抵文の中に答えがあるから声出して読めばすぐ分かると思うよ。テストの時はなるべく小声でね」


尚「なるほど。やってみる!」


尚は文読んでから問題を見た


尚「あ!分かった!」


尚は答えが分かったらしくスラスラと答えを書いていった


桐「お前、教えるの上手いんだな。先生より断然分かりやすい」


「え?そうかな?」


陸「……俺もそう思った。晴と尚があんなにすぐ理解したの初めて見た」


普通に教えたつもりなんだけどな


舜「結衣さんは勉強しないんですか?先程から教えるか見てるだけにしか見えませんが」


「私は平気!なんとかなるでしょ?」


みんなは少し驚いてたがすぐ勉強に戻った


それから私はわからないところを教えながら過ごした
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