闇を抱える蝶と光輝く龍
教室につくといつもなら「晴、尚おはよー」とか「おはよう。晴くん、尚くん」って言葉が来るのに今日は冷たい視線を浴びた後まるで空気のような扱いをされた
HRの後もいつもなら晴の周りは友達で溢れているのに今日は誰もいなくて晴が友達のグループに入ろうとすると避けられるようになっていた
何かおかしいと思いながらトイレに向かっていると中から声が聞こえた
「あの双子、めちゃくちゃ動揺してたな」
「しかも、友達にも避けられて可哀想な奴ら」
「でも尚は暗いオーラだして毎日空気悪くしてマジ迷惑だからそれくらいの罰は受けてもらわないとな」
「だな。晴も尚と一緒にいなければ巻き添え食らうこともなかったのにな」
それを聞いて僕は気がついた
僕のせいで晴は友達を失なってさらにいじめにも巻き込んでしまった
僕はこのまま学校にいるのが嫌だったので昼休みに早退し、晴の両親に事情を説明し晴と一緒に新しい学校へ転校することにした
そして僕は同じことを繰り返さないように晴と同じように振る舞うようにした
笑顔を意識したり、元気でいるようにしたり、初対面の人とも話すようにしたりして口調も雰囲気も変えるように努力した
その内、人前では自然と人懐こく振る舞えるようになった
その甲斐があったのか晴にも僕にもすぐ友達が出来た
でも、だんだんそのキャラでいることに疲れてくるようになって
僕は夜に外に出て不良達を殴るようになった
今日も同じように人を殴ってたら
?「おい、もうやめろ。それ以上殺ったらそいつ死ぬぞ?」
そう声を掛けたのが桐人だった
僕は無視して路地を出ようとしたら
桐「お前、守りたいものはあるか?」
桐人がそう言った
尚「え?守りたいもの?」
桐「あぁ。守りたいもの、守りたい人はいるか?」
守りたいもの…それはもちろん
尚「あるよ。僕は、晴を守りたい。もう絶対傷つけたくないんだ」
僕がそう言うと
桐「そうか。ならそいつのためにその力を使え。人を傷つけるために使うんじゃなくてな」
そういわれて僕は我に返った
尚「君は誰?」
桐「俺は洸龍っていう族に入ってる桐人だ」
尚「桐人…」
桐「お前は?」
尚「僕は尚斗」
桐「そうか。じゃあ、尚斗。これからはその力は守りたいもののために使えよ」
そう言って桐人は消えた
僕はその出来事を忘れることができなくて中2の時に晴も誘って洸龍に入った
最初晴は気が乗らなかったみたいだけど通う内にどんどんやる気になって、そして族引き継ぎの時に僕たちは幹部になった
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HRの後もいつもなら晴の周りは友達で溢れているのに今日は誰もいなくて晴が友達のグループに入ろうとすると避けられるようになっていた
何かおかしいと思いながらトイレに向かっていると中から声が聞こえた
「あの双子、めちゃくちゃ動揺してたな」
「しかも、友達にも避けられて可哀想な奴ら」
「でも尚は暗いオーラだして毎日空気悪くしてマジ迷惑だからそれくらいの罰は受けてもらわないとな」
「だな。晴も尚と一緒にいなければ巻き添え食らうこともなかったのにな」
それを聞いて僕は気がついた
僕のせいで晴は友達を失なってさらにいじめにも巻き込んでしまった
僕はこのまま学校にいるのが嫌だったので昼休みに早退し、晴の両親に事情を説明し晴と一緒に新しい学校へ転校することにした
そして僕は同じことを繰り返さないように晴と同じように振る舞うようにした
笑顔を意識したり、元気でいるようにしたり、初対面の人とも話すようにしたりして口調も雰囲気も変えるように努力した
その内、人前では自然と人懐こく振る舞えるようになった
その甲斐があったのか晴にも僕にもすぐ友達が出来た
でも、だんだんそのキャラでいることに疲れてくるようになって
僕は夜に外に出て不良達を殴るようになった
今日も同じように人を殴ってたら
?「おい、もうやめろ。それ以上殺ったらそいつ死ぬぞ?」
そう声を掛けたのが桐人だった
僕は無視して路地を出ようとしたら
桐「お前、守りたいものはあるか?」
桐人がそう言った
尚「え?守りたいもの?」
桐「あぁ。守りたいもの、守りたい人はいるか?」
守りたいもの…それはもちろん
尚「あるよ。僕は、晴を守りたい。もう絶対傷つけたくないんだ」
僕がそう言うと
桐「そうか。ならそいつのためにその力を使え。人を傷つけるために使うんじゃなくてな」
そういわれて僕は我に返った
尚「君は誰?」
桐「俺は洸龍っていう族に入ってる桐人だ」
尚「桐人…」
桐「お前は?」
尚「僕は尚斗」
桐「そうか。じゃあ、尚斗。これからはその力は守りたいもののために使えよ」
そう言って桐人は消えた
僕はその出来事を忘れることができなくて中2の時に晴も誘って洸龍に入った
最初晴は気が乗らなかったみたいだけど通う内にどんどんやる気になって、そして族引き継ぎの時に僕たちは幹部になった
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