闇を抱える蝶と光輝く龍
ど、どうしよう?一応、伝えてはあるけどもし、こっちに気づいたら喧嘩しそうだし、だからといってみんなを遠くに誘導するのも返って不審がられるかもしれないし


そう思っていると


晴「ゆーちゃんどうしたの?って、あーーーー!あれってもしかして夢蝶の幹部じゃない?」


オーマイガー


晴言っちゃったよ。しかも大声で


すると夢蝶のみんながこっちを見た


翔「洸龍と……結衣?」


類「え?なんで結衣と洸龍がここにいるの?」


快「なっ!?なんで一緒にいるんだよ?」


雪「…ビックリした」


あーあ。気づかれちゃった


みんなはこっちに駆け寄ってきた


桐「晴なにいきなり大声だして…って夢蝶!?」


舜「なんの騒ぎですか?…って夢蝶の皆さん?」


尚「え?夢蝶?本当だ‼」


陸「…はじめて本物みた」


みんな目が見開いていた


こ、これはヤバい


桐「夢蝶がなんのようですか?」


少し落ち着きながら夢蝶に聞いた


快「それはこっちの台詞だ‼なんで洸龍が結衣と一緒にいるんだ!」


快知らないの?


舜「何でって結衣さんは洸龍の姫ですから」


伝えたはずなんだけど


類「あ、そう言えばその時快はコンビニ行ってたから知らないのか」


翔「電話が終わった後帰ってきたからね。内容伝えてなかったね」


雪「…完全に忘れてた」


快「え?みんな知ってたのかよ。ひどい!俺だけ仲間はずれなんてー!」


快は涙目になってた


類「ごめんごめん。ちゃんと説明するから。結衣がね?」


え?私?


桐「なんかよく分かんないけど夢蝶は結衣とどんな関係なんですか?」


こうなったら意地でも誤魔化さないと


快「知らねぇのか?結衣は俺らのな「みんなは幼なじみだよ!」は?」


快が“仲間”と言う前に私が遮った


晴「幼なじみ!?夢蝶の幹部全員?」


「そうだよ。黙っててごめん」


舜「そういうことでしたか」


尚「なんか結衣ちゃんには驚かされてばかりだね!」


陸「…スゴすぎ」


桐「お前の周りって強いやつばかりだな?」


「そう?」
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