絶望するにはまだ早い!!





「あっ、ありがとうございます」


「もう一枚頼むから、コレ食べていいよ」


少し食い気味で行った後、「コレと同じものもう一皿お願い」と、何のためらいもなく注文する女性。


「か、かっこいい」


自分には到底できないことをさらりと成し遂げる人間に対しての憧れのようなものが、するりと口を吐いて出た。


けれど相手は怪訝そうな表情で「はぁ?」と首を傾げるばかり。


思わず口を吐いて出た本音に即座に反応されて怯み、出た言葉は・・・・・・


「すみません」


それを聴いて、呆れたような怒ったような表情になった女性が、静かに聞いてきた。


「なんで謝ってんの?」


「えっ、あっ、いや・・・・・・」


「何に対して謝ったの?」


「・・・・・・」




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