暴走族の姫 Ⅰ
私はそのまま、無理矢理退院させられ施設に持ち帰られた。








施設長にとってこの施設は自身にとってのゲームステージなのだ。








私たちは施設長を楽しませる1キャラクターにすぎないのだ。









笑えてくる。壊れそうだ。








自分の心が水のように、ある器に入っていたとする。






その心の器にヒビが入った。







そのヒビから自分が流れ出して行く。








私が空っぽになっていく。







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