暴走族の姫 Ⅰ
私に大人の玩具をつけたまま、施設長はどこかへ行ってしまった。









苦しい。









「アアアッン ハア」









私の寝ている床下には血のあとが何ヵ所もあった。









私の下の方にも血溜りがでいる。








多分久しぶりで裂けてしまったんだろう。









その事を理解した辺りから痛みを感じにくくなっていた。









闇医者「コリャまたひでぇな。」









私のいる牢屋みたいな部屋に入ってきたのは、いつぞやに私を適当な治療をした医者だった。








ここで働いているということはまともな医者ではないことは明らかだった。








闇医者「お久しゅう。お嬢。じゃあまあ手っ取り早く始めていきますか。」








そこからどんどん私の気は薄れていった。








そういば何故あの闇医者は私をお嬢とか呼ぶんだろう。





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