彼が別れを告げた訳


そう話しながら会社の廊下を二人で歩いてマーケティング部の部署に向かっていると


すらっとしたさわやかな男性とすれ違った。

私はハッとして、振り返るとなんだか懐かしい気持ちになった。

そう、瞬弥に似ているって思ってしまうなんて…

「美緒?どした?」

と目をパチクリさせている百合ちゃんに

「ううん、なんでもない。」

と言ってその場を後にした。


まさかね、私の予測が当たるなんて…

< 5 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop