執筆中
なかなかうんと言わない私に嫌気が差したのか橘碧唯はそばにおいてあったスマホを取り出しなにやら操作を始めた。
いやいや、バリバリ左手使えてますやん。
眉間にシワを寄せてる私にいきなりぐいっと顔を寄せると。
顔を斜めに傾け。
橘碧唯の唇と唇がちょんっと触れた。
その瞬間パシャっとなるシャッター音。
...は?
何が起こったのか一瞬すぎて分からなかった。
口に柔らかい何かが触れた。
分かったのはそれだけ。