執筆中
そして手当たりでトンと硬いなにかに触れた。
...背中、だよね?
私は手に持ったタオルでできるだけ何も考えないように手早くゴシゴシ擦る。
めっちゃ硬いな、鍛えすぎでしょ...見た目めっちゃ細いからもっとしなしな〜ってしてるのかと思ったら案外逞しい。
...って!煩悩は捨てて!私!
無心に洗うの!!
「...積極的すぎ、そこ、背中じゃないけど」
...へ?
不意に視界が明るくなり。
橘碧唯にネクタイをずらされたのが分かった。