執筆中

私は袋を持ったまんま部屋の外に出た。

するとたまたま出てきた橘碧唯とばったり会う。

「あの、これ!」

私が橘碧唯に袋を見せると。

「この前はまじで悪かった...イライラしてたから...」

確か私といる前男の人と口論してたな...と思い出す。

「だからその、お詫び?的な」

どうやって手に入れたんだろう。

それより。私飛び蹴りまで食らわしたしフェンスが顔面に直撃してそのお綺麗な顔、汚しちゃったのに。

「こっちこそごめんね...それにありがとう」

煙幕とか疑ってごめんね。

橘碧唯はいや、別にとだけ言って先に階段を降りていった。

...案外悪いヤツではないのかも...?

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