執筆中


「な、何...?」

小さな声で聞き返す。

じ、女子の視線が痛い...!!

「これ、忘れてた」

と私の目の前にあるものをぶら下げる。

ひぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!!!!!

受け取らないの?とでも言うようにプラプラとそれを揺らす。

それは私のお弁当。

あ、あんたがそれを持ってたらおかしいでしょうが!!!!!

まだ十分に料理ができないからお弁当なんて作れなくて。

だからお弁当は橘碧唯に作ってもらってて。

...確か今日の朝は寝坊しかけた。

だから橘碧唯から受け取るの忘れてたんだ!!

でもでもでも...!!

わざわざ今ここで渡さなくてもいいじゃんか!!



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