君が好きなんて一生言わない。
俺が園芸部に入部していることがユズを縛り付けていないかとさえ思った。


けどそんなことを思うとユズに本気で怒られることは分かっていたから何も言わなかったけど。


もとから1人で行動するのは好きな性格だから、特に悩むこともなかった。

淡々と淡々と毎日を過ごしていた2年生の冬、事件は起こった。



麗を見つけた。


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