君が好きなんて一生言わない。
「椎!っつーことは、昨日言っていた"手伝い"ってのは…」
「そう、この子」
それから椎先輩は私を見つめた。
きっと自己紹介をしろということだろうと思い、「1年の清水麗です」と頭をさげる。
「麗ちゃんか、よろしくな。俺は柚希。バスケ部もやってて__って、俺のこと知ってたんだよな」
ユズ先輩は豪快に笑った。
その明るさは噂に聞いた通りで、同じ空間にいるだけで私まで明るくなる。
それからユズ先輩は手を差し出す。
分からず先輩の顔を見上げると、「握手」と微笑まれる。
私は嬉しくなってその手を取ると「よろしくお願いします」と笑った。
「でもどうして麗ちゃんが園芸部なんて手伝ってんだ?」
作業をしながら「まさか女の子が椎を手伝いに来るなんて夢にも思わなかった」と驚くユズ先輩に、私は苦笑いをした。
「ああ、あの、私昨日鉢植えを2つ壊してしまって…」
するとユズ先輩は声を上げて笑った。
「鉢植えを壊した!そいつはおもしれえな!」
「本当に申し訳ないです…鬼村先生に怒られるところを、椎先輩が助けてくれて…」
それまでにこやかだったユズ先輩は目を見開いて「椎が助けた?」と真顔で聞き返す。
まるで信じられないと言わんばかりに。
「そう、この子」
それから椎先輩は私を見つめた。
きっと自己紹介をしろということだろうと思い、「1年の清水麗です」と頭をさげる。
「麗ちゃんか、よろしくな。俺は柚希。バスケ部もやってて__って、俺のこと知ってたんだよな」
ユズ先輩は豪快に笑った。
その明るさは噂に聞いた通りで、同じ空間にいるだけで私まで明るくなる。
それからユズ先輩は手を差し出す。
分からず先輩の顔を見上げると、「握手」と微笑まれる。
私は嬉しくなってその手を取ると「よろしくお願いします」と笑った。
「でもどうして麗ちゃんが園芸部なんて手伝ってんだ?」
作業をしながら「まさか女の子が椎を手伝いに来るなんて夢にも思わなかった」と驚くユズ先輩に、私は苦笑いをした。
「ああ、あの、私昨日鉢植えを2つ壊してしまって…」
するとユズ先輩は声を上げて笑った。
「鉢植えを壊した!そいつはおもしれえな!」
「本当に申し訳ないです…鬼村先生に怒られるところを、椎先輩が助けてくれて…」
それまでにこやかだったユズ先輩は目を見開いて「椎が助けた?」と真顔で聞き返す。
まるで信じられないと言わんばかりに。