腹黒執事の極秘任務
「ま、よかろう。器量も悪くない。
多少気が強そうな点が気になるが、目を瞑ろう。

お前にする。
明日迎えを寄越すから支度しとけ」

「え……?」

男は謎の言葉を残して、何故かふんっと偉そうに鼻を鳴らして去っていった。

どうなってるんだ?
暫く立ち尽くしていると、園長から声がかかった。

「森下君、園長室へ……」

「あ、はい……」

眉を八の字にしている園長に促され、畑を出た。

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