腹黒執事の極秘任務
3時限目は先生の都合で急遽自習で、たった1枚のプリントを終えたあとは自由だった。
隣の凛の席には、いつものメンバーが集まっておしゃべりに花を咲かせている。
楽しそうに話している姿に安心する。
朝、ちょっと落ち込んでいたから。
「凛ちゃんて、ひまわりってよりかは鈴蘭とかかすみ草って感じだよねぇ」
「え? なに、いきなり」
戸惑ったように首を傾げる凛。
確かに、ひまわりよりは鈴蘭かもな。
ちらりと隣の彼女を見つめて、気づかれないように読み途中の本に視線を戻す。
「あのね、わたし達放送部じゃない?
当番の時の昼休憩、何を話すかいつも悩んでて、ネタ探してたの。
でね、こないだ花でも紹介しようかなって。
そのまま紹介しても聞いててつまんないだろうから、花占いとかイメージとかを織りまぜて紹介しようって昨日図鑑を読みあさってたの」
隣の凛の席には、いつものメンバーが集まっておしゃべりに花を咲かせている。
楽しそうに話している姿に安心する。
朝、ちょっと落ち込んでいたから。
「凛ちゃんて、ひまわりってよりかは鈴蘭とかかすみ草って感じだよねぇ」
「え? なに、いきなり」
戸惑ったように首を傾げる凛。
確かに、ひまわりよりは鈴蘭かもな。
ちらりと隣の彼女を見つめて、気づかれないように読み途中の本に視線を戻す。
「あのね、わたし達放送部じゃない?
当番の時の昼休憩、何を話すかいつも悩んでて、ネタ探してたの。
でね、こないだ花でも紹介しようかなって。
そのまま紹介しても聞いててつまんないだろうから、花占いとかイメージとかを織りまぜて紹介しようって昨日図鑑を読みあさってたの」