腹黒執事の極秘任務
「やいこら、俺のわかんねぇ話ばっかすんな!」

ブツブツ言いながら安達君もやってきた。

「ま、安達君には花の話なんてさっぱりでしょうね。
で? プリント終わったの?」

「うっせー、加奈子。

勘で適当に終わらせたに決まってんだろ。
勉強も花もわかんねーんだって!

別の話しようぜ!」

「わ、いきなり来てその発言!」

どやどやと賑やかな隣の席に、良かった、と思う。

凛は入学するまで不安を抱いていた。
今は友達に囲まれて楽しそうだ。

ま、俺的には安達君がウザったいのがひとつだけ問題か。
< 123 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop