腹黒執事の極秘任務
昼休み、屋敷の料理人から持たされた弁当を食べていた。
どうやら毎日作ってくれるらしいけど、さすが屋敷の弁当、中身が豪華だ。

「森下の新しい家、金持ち?」

「う~ん、そんなところ?」

弁当を覗き込む友達に苦笑する。

「森下君、お客さんだよ」

「ん?」

教室の入口に一番近い位置に座っていた女子に声をかけられる。
教室の外を指差しながら笑っている。

なんだろう。
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