腹黒執事の極秘任務
「翔護お兄ちゃん!」

「まりん。元気だったか?」

廊下に出ると、まりんが立っていた。
長年一緒にいたから分かる。
何故かご立腹だ。

「なんか怒ってる?」

「もうっ! 久しぶりに会ったと思ったら質問ばっかり!
元気だったよ! 怒ってるよ!」

「……。
なんで怒ってるか教えてくれないと、謝れないんだけど」

理不尽だ。
いきなり怒鳴られた。

年下に怒鳴られている俺をみた同級生が、くすくす笑っている。
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